産経新聞社

ゆうゆうLife

明日はわが身では…

 千葉県 女性

 5月26日付「孤独死とごみ屋敷」(上)を読み、「明日はわが身では」と、がくぜんとしました。別れた夫は60歳代で、アパートにひとり暮らし。私は10年以上前、息子が成人するのを待って逃げました。理由は度重なるドメスティックバイオレンス(DV)でした。まだDV防止法もなく、逃げるしかなかったのです。

 夫は家を借金のかたに取られ、十分な年金があるにもかかわらず、家賃や国民健康保険料も滞納しているようです。実の親兄弟にも見放されている状態です。

 記事によると、孤独死が起きた場合、遺族に後始末のしわ寄せがくるとのことです。家を出て以来、死に物狂いで働きましたが、夫の後始末までする余裕はありません。夫は離婚に応じてくれませんし、離婚できたとしても、息子の負担になるだけです。

(2008/06/11)