産経新聞社

ゆうゆうLife

計算式を明記した年金証書を

 兵庫県三田市 女性 67

 22年前、主人が長男(19)、長女(15)、二男(10)を残して病死しました。私が45歳のときでした。以後、遺族年金とわずかのパート収入で生活して参りました。今では子供たちもみな結婚し、穏やかに暮らしております。

 この3月に主人の加入年数が28カ月分、抜けていることが判明しました。社会保険事務所で手続きをしていますが、すっきりしない毎日です。社会保険庁を信じて現在まで不足したままの年金を受け取っているわけですが、いったい、いつ解決してもらえるのか、それまでに私が死亡した場合はどうなるのか、心配です。

 年金問題が起きたからこそ、(欠落も)分かったのですが、受給者にも分かるような計算式を明記した年金証書を作ってもらえば、本人が死亡していても、家族は間違いに気付くことができると思うのです。

 主人は昭和11年生まれ。被保険者期間は309カ月になっており、28カ月増えると、どうなるのか、標準報酬月額はどう出すのか、疑問ばかりです。

 社会保険事務所に電話しても、なかなか、かかりません。やっと、つながると、「担当者でないから分からない」と、返事はもらえません。

 10月27日付「年金質問箱」に登場した方は、もらいすぎた年金を返金せよといわれて驚いておられますが、私の方は反対に不足です。いずれにせよ、年金額の計算法などが分かれば、このようなことは避けられるのではと思います。

(2008/11/12)