産経新聞社

ゆうゆうLife

グループホーム入居を

 京都府 主婦 60

 20日付投書「息子の母介護に不安…」を読みました。私も昨年、子宮体がんで手術をしました。それまでは認知症状が出始めた母(84)と同居し、面倒を見ていました。母はもの忘れが出始め、ひどい時は夜中じゅう、年金を家のいろんな所に置き直し、置き場所を忘れては「年金がない」と、訴えることもありました。

 入院中は、姉(62)に預かってもらったのですが、姉も家庭事情があり、私も退院しましたが、抗がん剤の副作用もあり、母の面倒を見る自信が持てず、結局、グループホームに預かっていただきました。

 母は最初、ホームに行きたがらなかったのですが、私たちも身体のことや家庭事情を話し、「家族みんなで幸せになるために、それぞれ頑張ろう」と声かけをしました。納得してもらえるまで時間はかかりましたが、1カ月後には「私もやってみるわ」とうなずいてくれました。「仕方なく」という感じでしたが、グループホームは入居者も少なく、ヘルパーさんもとても親切で、費用も母の年金でやっていけています。

 投書の方も、ごきょうだいでよく話し合われて、お母さまにグループホーム入居を納得いただいてはどうでしょうか。

(2009/03/27)