産経新聞社

ゆうゆうLife

介護は相談が大切

 大阪府寝屋川市 主婦 57

 4月27日付「介護疲れ? 清水由紀貴子さん自殺」の記事を読み、要介護5の母親を介護していた清水さんと、やはり、介護をしている私との思いが重なりました。私も81歳で要介護5の母親の在宅介護をしています。

 今年3月末には自分が体調を崩してしまいました。それでも、とりあえず母のケアをなんとかしなければならないと思って、ケアマネジャーさんに連絡しましたが、母が心配でゆっくり休めませんでした。

 とんできてくれたケアマネジャーさんからは「お母さんのことより、自分のために病院に行くのが先ですよ」としかられました。ケアマネジャーさんは、介護できない状態になったときには、ショートステイ(短期入所)やデイサービス、訪問介護の利用回数を増やすなどの方法があることを教えてくれました。幸い、私は弟2人の支援を受けることができ、今ではすっかり体調がよくなりました。

 これまでは、介護に対して肩の力が入りすぎていたようです。普段は「応援してくれる家族がいるから大丈夫」と言っていましたが、自分が病気になり、これまでのような1人相撲はよくないと再確認しました。これからは介護について、人に相談するようにしていきたいです。 

(2009/05/08)