■「成熟」見つめ活発な論議
新現役ネットは11月22日、東京・渋谷の青山学院大学内ガウチャー記念礼拝堂で第28回新現役宣言フォーラム「この国の行方 成長から成熟への転換」を開催した。
ゲストはジャーナリストの筑紫哲也氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。話題は注目の教育談義にも及んだ。
筑紫氏 「成熟は語られる中身こそが重要。私は仕事で多くの年長者にお目にかかっているが、瀬戸内寂聴さんも、森光子さんも体だけでなく気持ちも元気。ヤング・アット・ハート。ここが大事」
「学生のデキが悪いことを大学の先生に問い詰めたら、その先生は『大学入学時点でもう手遅れだった』という。では高校のせいか、と思っていると、高校でも入学時には手遅れという。さかのぼると、小学校でも手遅れで、赤ちゃんの段階から表情が少ないという」
岡本氏 「野山で生き物と間近に遊んだ子供たちは、脳を刺激されて考える。都会の子供は、あらゆるものを与えられ、処理することだけ考えれば済んでしまい、あまり考えない」
団塊世代について、筑紫氏が「学校では、団塊世代の大量退職で、時間もカネもある高齢者が孫の教育に口出しを始めるのではないか、と悩んでいる」と指摘。残間氏が「多くの団塊世代は孫のことより自分のこと。それは一部の人だけでは」と応じた。質疑応答も活発に行われ、会場は最後まで熱気に包まれた。
(2006/11/30)