■廃校を創作活動の場に
新現役ネットの活動から生まれたNPO法人「西会津国際芸術村」は、福島県西会津町の廃校を芸術家の創作活動の場にしている。発足1年目、2年目は、リトアニア共和国からアーティストを招聘(しようへい)。3年目の今回はポルトガルから招くことになった。
ポルトガル大使館の協力で来日希望者を募集。夫婦参加も含めて合計24人の応募があり、イネス・テイシェイラさん、リタ・バルガスさんの2人が決まった。
イネスさんは、国立リスボン美術大学を卒業後、リスボンのノバ大学で日本語を履修した女性。平面から立体彫刻、メディアアートや陶芸、ジュエリー制作と幅広い創作活動をしている。1979年生まれ。
リタさんは、エボラ大学視覚芸術科を卒業。さらに英国のサウサンプトン大学で彫刻科、版画制作科を卒業した、1981年生まれの女性。彼女も平面から立体彫刻、ビジュアルアート(視覚芸術)と多彩な芸術活動を行っている。
選考に加わったNPOの安藤寿美子理事長は、「イネスさんは、あらゆるジャンルに精通。大学で日本語を勉強したので、西会津の人や子供たちと、芸術を通した交流ができるのではないかと期待しています」
「リタさんの作品は分かりやすく、芸術性に富んでいる。技術を駆使した版画の作品展も楽しみ。また、映像製作にも意欲があるので、西会津の自然や生活などから作品ができるかもしれません」と話している。
来年5月に来日予定。1年間、木造の廃校に居を構え、創作活動をしながら、町民たちとの国際交流や芸術の振興を図る。
(2006/12/07)