新現役ネットでは1月、メールアドレスを持つ会員にアンケート調査を行った。テーマは「地域デビュー」。「地元や地域の活動をしているか」について回答を求めた。50代から70代までの261人の回答を集計すると、「何もしていない」は43%で112人。年代別では、50代が49%、60代が45%、70代が28%と、若くなるほど「していない」比率が高い。
なぜ「何もしていない」のか。アンケートから、本音をさぐってみた。ある50代女性は「会社人間だった人が地域活動に参加したり、近所付き合いを始めたりするのは、いいことだと思う。地域の活性化になることをしてほしい」と応援メッセージ。
一方で、「きっかけがありません。仲間内で固められているようで、途中から入りにくい」(50代男性)、「地元少年野球チームで長く活動していた。地域再デビューをいかにするか、検討中」(50代男性)など、きっかけ探しに苦労している声が多い。
ただ、中には「近くの大学に留学しているアジアからの学生さんのホストファミリーをしています」(50代女性)、「家業を1週間のうち数日手伝っており、それが私の『地域デビュー』かもしれません」(50代男性)と、工夫してきっかけをつかんでいる人もいる。
「必ずしも皆が『地域デビュー』しなければならないわけでもない。住む場所や条件、環境にもよるし、当人の性格や目標によっても異なる。一種の流行語に惑わされず、本当に自分のやりたいことをやるべき」との意見もある。
これから定年を迎える50代。会社を離れた後、どのように生きたいのか、現段階ではまだ十分に描ききれていない印象だ。
(2007/02/22)