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「災害の世紀」にそなえた危機管理

 新現役ネットの「“危機管理”能力を高める」セミナーが2月27日に開催された。

 危機に囲まれる中、中高年が自分の身をどう守り、社会に何ができるかを考えるセミナーで、2回目の今回は「災害の世紀にそなえて」がテーマ。講師のNPO法人防災情報機構の伊藤和明会長は「21世紀は災害が多発する世紀」と警告。心配される災害として、第1に気象災害、第2に東海、東南海、南海地震の発生。第3に首都圏直下型地震を上げた。

 気象災害については「地球温暖化の影響によってもたらされる」と環境維持の重要性を指摘。地球温暖化のデータを示しながら、「異常気象の多発や、台風やハリケーンの大型化などを引き起こす」と説明した。これらの規模も今後、従来の想定を超える可能性があるという。

 「『バケツをひっくり返したような雨』とは、1時間に30ミリ程度の降水量をさすが、昨年8月大阪府豊中市の集中豪雨は110ミリ」と、その“異常さ”を説明した。

 さらに、東海、東南海、南海、首都圏直下型地震もいつ起こっても不思議でない時期にさしかかっており、「地震に対しては、建物の耐震化が大切。崩壊すれば、命や財産を失うだけでなく、周辺への災害の拡大、救援の障害にもなる。特に古い木造住宅は耐震性をチェックして強化を図るべき。地方自治体によっては、耐震診断や耐震補強に補助金を出している」と述べた。

 災害の世紀にそなえて、「防災危機管理に大切なのは、まず災害環境の把握。災害のタイプは暮らす場所によって違うので、自分のいる場所にはどんなタイプの災害が起こり得るかを知ることが大事だ」と説明。そして「自分の身は自分で守る。その上で自分たちの町は自分たちで守る、という心構えが必要だ」と結んだ。

(2007/03/08)

 

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