新現役ネットでは3月28日、介護セミナー「ある日突然! 家族に介護が必要になったとき〜慌てる前に知っておくべきこと〜」を開いた。
講師は有料老人ホームなど、高齢者の住まいや介護についての相談を受けるニュー・ライフ・フロンティア介護情報館(東京都港区)の介護コンサルタント、中村寿美子さん。冒頭、「家族の形態が変化している現代では、家族に介護してもらうことは期待できない。しかし、介護はある日突然やってくる」と指摘した。
必要なのはまず、介護保険制度を知ること。介護保険の特徴は選択と契約。自分の責任で選び、自分でサインをする。
施設は種類が多岐にわたるのでよく検討する必要がある。どの程度、元気で、介護がどのくらい必要なのか。施設の種類によっては、いくら払えるのか、運営状況はどうなのかなど、事前チェックのポイントがあるという。
介護が始まったら、家族は中心人物を決めてその人を中心に介護計画を立てる。親兄弟多くの意見を聞いても、方向性が決まらず、介護を受ける本人が一番、大変になるからだ。
このほか、終末期に延命治療を受けるのか、認知症になって判断力が失われたらどうするか、葬儀はどうしたいかなどを決めておき、それを家族に話しておくことも重要という。
最後に中村さんは、「人は必ず老いるが、『老い』を受け入れる覚悟ができておらず、介護に直面してパニックになる人が多い。誰かが何とかしてくれる時代はとうの昔に終わったと自覚すべきでしょう」と結んだ。
(2007/04/12)