新現役ネットの役割は、中高年が持っている経験や知識を社会に生かす活動を生み出し、支援すること。今回は、そんな趣旨にピッタリ沿った活動のひとつを紹介する。
活動の名前はグルメウォーク会。新現役ネット会員の世良田要さんが事務局と相談して創設した人気活動だ。
世良田さんは以前から仲間同士で街歩きを実践。その楽しさを広く知ってもらうため「街を歩き、ちょっとぜいたくなランチで疲れを癒やし、明日への活力にする」イベントを創設した。
第1回は、平成17年2月。梅の花薫る皇居東御苑散策とお堀端のパレスホテルでの昼食を活動の中心にした。募集すると25人を上まわる申し込みがあり、多くの応募を断らざるをえなかったという。
このため、第2回の横浜「みなとみらい21」散策では、2週に分けて50人を対象に実施した。
毎回、趣向をこらした町歩きのルートを考え、参加者に喜ばれるランチの店を探しているが、「それが楽しい」と世良田さんは言う。高齢者に無理のないコースを選んでいるところも人気の背景といえそうだ。
最近では1月に開館した国立新美術館の開館記念展を見学し、六本木ヒルズで本格海鮮料理を食べる会を実施。3月には皇后陛下の生家『ねむの木の庭』散策と旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)をめぐり、老舗料亭「金田中」が手がけた新スタイルの和食を食べた。古い街だけでなく、新しいスポットや店を取り入れていることがうかがえる。
この4月25日には、根津神社のツツジを見物、森鴎外の旧宅跡で京懐石の昼食を食べる第15回の会を開いた。
72歳の世良田さんは、今も仲間が楽しむための企画づくりに余念がないという。
(2007/04/26)