新現役ネットが実施した会員向けアンケート調査によると、充実が求められる活動に、セミナー、講演会、楽しい催事に次いで、「意見交換の場」が上位に入った。
新現役ネットには現在、2つのテーマの意見交換会がある。
ひとつは「教育を考える懇談会」。教育問題について、参加者が提言し、意見交換をする。毎月開催が原則で、これまでに46回開催した。
最近の主なテーマは、「親の教育」。親としての自覚のない事例、親子関係が築けないケースが多いうえ、孫に自分を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばせないなどの症例が報告されている。このため、こうした事例の問題点や原因、対策などについて、議論が重ねられている。また、「教育の現場で、何か役に立てないかと、出前授業の勉強もはじめている」(世話役の篠原寿一さん)と、行動に発展することも期待される。
もうひとつは「新・近代史研究会」。参加会員が講師を務め、他の参加者と意見を交換する会で、開催は57回。講師は自分の研究に磨きをかけ、参加者は歴史観の違いが浮き彫りになるようで、白熱した議論が展開される。
3月には、永井均さんが「大東亜会議の意義」を題材に講演。敗色濃厚の昭和18年11月に開催された大東亜会議に出席した各国の代表の所信演説をひもとき、欧米の植民地からの解放・独立に日本が果たした役割について話した。
4月には、高橋延明さんが「昭和の初め、アメリカがいかに反日であったか」の題で講演。当時の世界が見た日米関係を旧ソ連海軍幹部とソ連評論家の情報分析の資料や、昭和5年に発行された書籍などを引き合いに熱演した。
新現役ネットは今後も意見交換会の充実につとめる方針だ。
(2007/05/03)