新現役ネットは7月12日、大阪市中央区の大阪朝日生命ホールで、第11回新現役宣言フォーラム関西を開催した。
ゲストは脚本家・作家の大石静氏、コーディネーターはプロデューサーの残間里江子氏、ホストは国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏。
登壇した大石氏の第一声は「大阪が好きです。大阪に来るとホッとします」。同氏は大阪を舞台にしたNHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」(平成8年)の脚本執筆のために1年の3分の1を大阪で過ごした経験がある。大阪滞在中の関西のおばちゃんとのやりとりを紹介すると、会場は大爆笑。さらに大阪の好きな点を挙げながら、「お上に頼らない気概が大阪にはある」と語ると、会場に集まった聴衆の多くが満足そうにうなずいていた。
今回のフォーラムは、「女の本音、男の言い分」をテーマに、大石氏、残間氏、岡本氏の鼎談(ていだん)で進められた。
大石氏は、脚本を担当した昨年のNHK大河ドラマ「功名が辻」に触れ、戦国時代の夫婦の姿として、戦場から帰ってきた夫を迎え、戦果の首を洗う妻の役目を紹介。「あの時代の男も女もぎりぎりで生きていた。男だ女だという違いはなかった」と述べ、「男、女の特質は違う部分もあるが、その視座、視点に違いはない」とまとめた。
後半で話題は大石氏の生い立ちに移り、幼いころにアメリカ育ちの父から「君ならどう思うか」と問いかけられた経験を語り、自分なりの価値観、視点の形成に影響があったと紹介した。
結婚観では、「夫は唯一、自ら選んだ家族。その選択に自信と責任を持って、死ぬまではぐくんでいこうと考えるようにしている」と前向きな姿勢。2時間にわたる明るくウイットに富んだ大石氏の話に、会場は充実した雰囲気に満たされた。
(2007/07/26)