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人生観が変わる海の“探検”

 新現役ネットには、ダイビングを楽しむ「海原探検隊」という同好会もある。現在、首都圏などの会員12人が、伊豆や沖縄の海に潜っている。

 幹事の1人、山辺登さんは、「欧米では、ダイビングは熟年夫婦が旅先で一緒に楽しむマリンレジャー」と強調する。「日本は安価で多く潜る若者向けのダイブが主流なので、ペースに慣れるまで『しんどい』と思う方も多いでしょうが、できる範囲でゆっくり楽しんで」と話す。

 「海原探検隊」では、もともとダイビングを愛好していた人だけでなく、未経験者も幹事のインストラクターから講習を受けて、海中散歩を満喫している。

 「泳ぎに自信がなくても、習いながら慣れていくので心配ありません。持病がある方も、主治医が『支障なし』と判断すればOKです。安心して参加できます」(山辺さん)という。

 大手銀行に勤務していた横浜市港北区の近藤郁雄さんもそうした1人。ヨットを楽しむなど、マリンスポーツは大好きだったし、息子さん夫婦の影響で、ダイビングにも興味を持っていた。それでも、「若い人たちと一緒では…」と長い間、遠慮してきたという。

 近藤さんは、「海原探検隊」を知り、さっそく入会。2年前、沖縄・伊江島で初めて潜った。岡本行夫理事長が伊江村と長いつきあいがあり、新現役ネットの会員57人とともに出かけたのだ。近藤さんはその後、パプアニューギニアやサイパンの海にも潜っている。

 「魚と同じ海中を自由に行動できる。高齢になってからもできる。こんな素晴らしいスポーツはないと思う」

 近藤さんは70歳を過ぎたいま、「ダイビングに出会って人生観が変わりました」と目を輝かせている。

(2007/08/23)

 

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