産経新聞社

ゆうゆうLife

ゴミ問題考える見学会


 東京近郊の穴場を巡る新現役ネットの社会科見学が人気を呼んでいる。4月から会員を対象に月1回のペースで実施しており、先月は東京23区“最後の埋め立て処分場”といわれる「中央防波堤埋立処分場(中防)」を訪れた。

 中防は埋め立てを完了した内側埋め立て地と、現在埋め立て中の外側処分場および新海面処分場からなり、総面積872ヘクタールは東京ドームの約187倍。 

 秋空のもと、竹芝小型船ターミナルに集まった25人の参加者は視察船「新東京丸」に乗り、海上から東京湾の現状を見学した。昼食を挟んで午後からは、バスで埋め立て処分場、不燃ゴミ処理センター、東京臨海風力発電所「東京風ぐるま」などを見て回った。

 処分場を目の当たりにした参加者は一様に、驚きを隠せない様子。ゴミ処理施設では限りある空間をより長く、効率よく活用しようと、さまざまな研究や工夫が行われており、「ゴミ問題を真剣に考え、ライフスタイルを見直すよいきっかけになった」とある参加者。

 現在埋め立て中の処分場も、あと40年でいっぱいになるという。

 今回、夫婦で参加した堀内清彦さんは「ひとりでも多くの人にこの現状を知ってもらい、ゴミの減量化や処分場の延命化のためにみんなが知恵を出し合うことが何よりも大切」と話していた。

(2007/11/15)