新現役ネットの有志7人による出前授業が今月、神奈川県内の公立高校であった。中高生の勤労観や職業観を醸成しようと、かながわ若者就職支援センターが県経営者協会の協力を得て、平成16年度から実施している若年者地域連携事業の一つ。10月末で延べ約2万4000人の生徒が受講している人気授業だ。
今回、講師役を買って出た有志の顔ぶれは元ソフトウエアエンジニア、元商社マンなど多彩。授業は1年生が対象で、午後1時25分から50分間で行われた。
講師たちは「仕事とは」「人は何のために働くのか」などのテーマについて、自身のエピソードを交えながら、仕事の厳しさや達成したときの喜び、満足感などを直接、生徒に語りかけた。
多くの生徒が熱心に耳を傾けていたが、昼食直後の授業とあって、あくびをしたり、居眠りを始める生徒も。
講師のひとりは堂々とあくびをする生徒に「高校生の仕事の基本は勉強。仕事で大事なことは相手とよい関係を作ることで、あくびはそれを台無しにしてしまう」と諭した。
「最近の高校生は身近な見聞から安直に職業を選択し、就職後、簡単に仕事を辞める人が少なくない」
こう嘆く同校校長は人生の大先輩の講話を通じ、「生徒に早い時期から職業選択を真剣に考えてもらいたい」と話していた。
(2007/11/29)