産経新聞社

ゆうゆうLife

新しいシニア像確立

 昨年の活動を締めくくる「第12回新現役宣言フォーラムin関西」が12月20日、大阪市淀川区のムラマツリサイタルホールで開かれた。

 「5年後の世界情勢と日本の対応〜私達の時代をどう生きる〜」と題し、シニアの新たなライフスタイルを提案するプロデューサーの残間里江子氏と、国際問題アドバイザーで新現役ネット理事長の岡本行夫氏が講演と対談をした。

 残間氏は団塊世代に対し、「これからの新しいシニア像をつくるべく、“大人”の意見と知見を持ってはっきり意思表示をしてほしい」と要望。企業、自治体には「いままでの先入観でシニア像をとらえるのではなく、知恵を使った提案をすべきである」と注文を付けた。岡本氏も、「シニアはもっと自分の考えを積極的に発信していくべきで、何よりシニアが元気でなければ、よい国にはならない」と声援を送った。

 また、岡本氏は「世界の中で日本の影が次第に薄くなってきている」との認識を示し、「日本人は日本固有の居心地のよい文化の中で、自分の暮らしばかりに関心を向けているし、危機感も薄い」と苦言を呈した。

 “賞味期限切れ”の問題が連日、報道のトップニュースになっている状況に半ばあきれ顔の岡本氏。「むしろ世界の中の日本という視点に立つなら、国民が認識しなければならない事柄はほかにもっとたくさんある」と指摘し、“日本の今後の対応”が世界の耳目を集めるアフガニスタン関連の話題を引き合いに出し、世界と日本との認識のズレを訴えた。

(2008/01/09)