産経新聞社

ゆうゆうLife

富士山の輝き堪能

 登るもよし、眺めるもよし、山の楽しみ方は十人十色−。山の魅力を写真とトークで実感してもらおうと、「『山』をまるごと楽しむ法」と題した講演会が10日夜、都内であった。講師役を務めたのは新現役ネットの会員で、登山ガイドとしても活躍する伊藤正昭さん。

 この日のテーマは年頭にちなんで「ご来光 富士山 厳粛の瞬間」。約40人が会場を埋めた。ご来光の息詰まる瞬間はまさに神秘的。その光で照らし出された周囲の燃えるような風景や、壮大な山の影などを切り取った幻想的な写真の数々に多くの参加者が魅了された。参加者の一人は「日本人の心をとらえてやまない富士山の魅力をあらためて感じました」と感慨深げ。

 伊藤さんはリタイア後に趣味で、展望できる山の名を地図や方位磁針などで割り出す「山岳同定」を始めた。

 「頂上を極めるだけでなく、山の風景を眺め、足元の花々をめで、標石を探しては休憩を取る。山をまるごと満喫するのがぼくの山歩きのスタイル」という伊藤さん。「山は登るだけでなく、街からでも楽しむことができる。一人でも多くの人に自然の素晴らしさを楽しんでほしい」と訴えた。

 伊藤さんの講演は全3回のシリーズ。2月は「山 感動の風景」、3月は「花 このかれんな主役たち」をテーマにする予定。

(2008/01/23)