産経新聞社

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ハナショウブを求めて佐倉へ

 梅雨の代表的な花の一つ、ハナショウブ。薄曇りの11日、新現役ネットのメンバーは森林インストラクターで樹木医の石井誠治さんを案内役に、ハナショウブで知られる「佐倉城址公園」(千葉県佐倉市)を訪ねた。月1回のペースで開催している人気イベント「樹木医と歩く」で、当日は30人が参加した。

 佐倉城の本丸跡や堀が残る公園内のショウブ田には29種・9000株のハナショウブがあり、見ごろを迎えた黄、紫、白の大振りの花々が、緑深い谷間に映えていた。石井さんによると、ハナショウブの栽培が盛んになったのは江戸時代で、多くの改良品種が生まれたという。

 花を愛でた後は園内の「くらしの植物苑」をめぐった。日本の生活文化を支えてきた植物が「食べる」「織る」「染める」などに分類され、植栽されている。ミョウガとヤブミョウガの見分け方、トチの実はどうして硬いかなど、石井さんの興味深い解説に一行はうなるばかり。

 華道家の津賀栄子さんは「生け花の素材としてハナショウブを扱っているが、自然の中でみる花はひときわ美しい。咲いている姿を見ることは生け花のいい刺激になります」と話した。

(2008/06/19)