普段から見慣れた風景を、自分の言葉で表現してみる。しかも、十七文字の俳句にすると、自分には分かっても、周りには何が詠まれているのか、難問に聞こえることもある。これを解き明かす作業に、笑いが生まれる。
新現役ネットの「俳句実作教室」を指導しているのは、東京都区現代俳句協会の副会長で俳人の松井國央さんだ。足かけ3年を迎えるこの講座、松井さんの人柄もあって、ほとんどの参加者が初回からの“皆勤賞”。
「そこだけが真空となる白芙蓉」 達治
「庭園に馬場の名残りや枇杷青し」 武
時には弁当をもって、子供のような気分で吟行をする。そのたびに名句・迷句が生まれる。いずれも東京都文京区の六義園での作品だ。
言葉の論理から解放されようと、もがくが、なかなか解放されず、自由になれない自分に気が付く。
「愚痴言うて淋しくなりし晩夏かな」 里美
初心者も大歓迎。言葉の組み立てから詩を仕立て、新たな自分を見つけ出す楽しみを味わってみませんか。
(2008/09/25)