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夫の年収が下がり赤字続き



 【相談】夫の年収が1000万円を超えていた時代に、頭金200万円だけで6000万円超のマイホームを購入してしまいました。現在は3年固定の住宅ローンを返しています。会社の業績悪化で、夫の年収が300万円ほど下がり、家計はここ数年、赤字続き。ボーナスでしのいでいるため、貯蓄ができず不安です。長男は私立高校に行っており、長女も私立高校に進学する可能性は捨て切れません。これからどのような生活設計をすればよいでしょうか。

                  ◇

 【回答】毎月4万円程度の赤字が出ている三谷家。奥様としては、やりくりしている意識があるので打つ手がない、というのが本音かもしれませんね。

 家計が厳しい原因は、住宅ローンと教育費が重いから。問題点ははっきりしていますが、どちらも減らしにくい費目です。収入に比べて高すぎる住宅ローンは、短期固定のローンを利用されているので、今後の金利上昇も心配されます。

 三谷家の場合、金利上昇に備えて固定金利期間の長いローンに変えると、ローン残高が多いために返済額が月に20万円を超えてしまいます。ボーナス時も1回5万円程度の上乗せになり、ますます貯蓄がしづらくなるので、金利タイプの変更はおすすめできません。

 そんな三谷家には、家計から赤字をなくす努力をするのが先決です。月々の家計から赤字が消えれば、ボーナス時のローン返済額を増やせます。ボーナス返済を増やせば繰り上げ返済がしやすくなり、ローン残高も早く減らせます。

 各費目のやりくり目標額ですが、まずは食費。6人家族の食費として、8万2000円は多くないのですが、赤字解消のために5、6000円ほど節約を。光熱費は2000〜3000円程度、ご主人のこづかいは1万円程度減額したいところです。月に9万円かかる教育費も、学校納入金や通学費用は仕方がないとして、塾代などは抑える必要がありそうです。「塾代は必要経費」という考え方もありますが、今のペースで教育費をかけていると、下のお子さんが大学を卒業するころには貯蓄が底をつく可能性も出てきます。中高時代の塾代は負担できても、大学を卒業させたら貯蓄がなくなるのは、生活設計の面から考えると問題が大きいと思います。

 年収が大きく下がった場合、家族の価値観の見直しは必須。「教育費は聖域」と考えずに、親子で我慢することも必要でしょう。そういう意味で、三谷家が月収から負担できる教育費は7万円程度を目標に。下のお子さんの進学も、できる限り公立高校を選択してもらう、あるいは実力よりもランクを下げて、学費免除の特待生を狙うのが現実的ではないでしょうか。

 回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん

(2006/10/16)

 
 
 
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