【相談】3月まで共働きでしたが、私が体調を崩して退職。家計のやりくりが大変になりました。教育費は私立校に通う子どもたちの学費。義父母は貯蓄や年金が少なく、小遣いを渡しており、主人は「小遣いは8万円でもきびしい」と言います。保険は会社で3000万円保障の商品に入っていて、ほかに1000万円の終身保険にも加入してます。この終身保険は高利率の時に加入したので、解約はもったいない気がします。赤字を脱出して、子どもたちを大学まで出すにはどうしたらよいでしょうか。
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【回答】奥さまが仕事を辞めて以来、家計を切り詰めても年間収支が赤字になってしまう北村家。お子さんは私立の中学と高校に在学中で教育費を削るのも難しそうです。
貯蓄は現在、奥さまの退職金も入れて1500万円ほどありますが、年間で50万円ほどの赤字を埋めているため、減少気味。家計の見直しをもう一段階おこなわないと、お子さんが大学を卒業するころには貯蓄が1000万円を切ってしまう可能性が高いでしょう。
ご主人や義父母の小遣い減額が無理とのことなので、今回は保険の見直しを考えましょう。
北村家では、月に6万円の保険料を支払っていて、3000万円以上という会社の団体保険で、ご主人に必要な死亡保障額は確保されています。
そこで、「予定利率が高いから解約するのはもったいない」とおっしゃる終身保険を、「払済保険」に変更して、保険料の支払いをストップしてはいかがでしょうか。
「払済保険」にすると、保険料の支払いがなくなるため、保障額は現在の契約より減りますが、加入当時の高い予定利率を継続できます。
また、こども保険については、残りの期間分の保険料を「前納」してはいかがでしょうか。前納して保険料の支払いを終えてしまえば、月々の家計が楽になりますし、保険料の割引も受けられて有利です。
ご主人の終身保険とこども保険の保険料を毎月の家計から外したら、貯蓄ができる家計になります。浮いた保険料のすべてを貯蓄に回せれば、年間収支で赤字を脱出できます。
お子さんの大学の学費については、日本学生支援機構(旧日本育英会)の第二種奨学金を検討されては。
第二種奨学金は有利子(現在1・2%)ですが、3万、5万、8万、10万円の4種類から、借りたい金額を自分で選べます。お子さんはそれぞれ、満期保険金300万円のこども保険に加入されているので、こども保険で大学1、2年時の学費をまかない、月5万円の奨学金を借りて、そのお金をためておけば、大学3年と4年時の学費に充てられるはず。奨学金を借りることを割り切れれば、貯蓄を減らさずに教育費負担を乗り切れるはずです。
回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん
(2006/10/30)