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住宅ローン、借り換えはお得?



 【相談】47歳でマンションを購入し、80歳で終了する予定です。退職金は数百万円しか出そうになく、定年後が心配です。住宅ローンは住宅金融公庫ですが、都市銀行から借り換えの勧誘を受けました。借り換えをしたほうが有利なのでしょうか。住宅ローン金利は、10年目までは2.4%、11年目から3.5%です。長女が今年から社会人になったこともあり、少しならローン返済額を増やすことは可能です。

 【回答】結論から言えば、借り換えをお勧めします。借り換えで適用金利を下げられれば、返済期間をかなり短縮できるからです。具体的な数字で説明しましょう。

 長女が社会人になられた橋本家には、住宅ローン返済にまわす家計の余力が残されています。そこで、現在月に6万8000円支払っている住宅ローンを、銀行の3年固定金利期間選択型に借り換えたとします。変動タイプのローンに借り換えるときは、返済期間の短縮も同時に行うのが原則です。

 仮に現在29年ある返済期間を、12年に短縮してみます。一気に17年も返済期間を短くするので、返済方法も月払いのみからボーナス併用払いに変更するのがおすすめです。すると、ひと月の返済額は3万5000円ほどアップ、ボーナス時にも約15万5000円返済する必要はありますが、ローンの返済期間は12年に短縮できます。

 借り換えをしないままだと、60歳で約1300万円も残ってしまう住宅ローンが、借り換えで12年返済にすると、約450万円にまで減らせるわけです。

 さらに、現在お持ちの貯蓄から、300万円ほどを住宅ローン返済に充てるとします。その上で借り換えると、月々4万3000円ほど多く、ボーナス時にも16万7000円を返すことになりますが、今度は残りの返済期間を9年にできます。つまり貯蓄から300万円を出した上で借り換えをすると、返済期間を20年も短縮できるわけです。

 橋本さんの退職が60歳だとすると、退職時に住宅ローンの支払いが終わる計算です。現在の家計ならひと月4万3000円の返済額アップも、何とか許容できるのではないでしょうか。

 ただし、今ご紹介した返済額は、当初の低い金利が続いたと仮定した場合のもの。将来的な金利の上昇も考慮しなければなりません。借り換えをしたあと、金利が大きく上昇した場合には、手元の貯蓄を使って繰り上げ返済をするなど、返済額アップを抑えることも想定しておきましょう。

 いずれにしても橋本家の場合は、借り換えをして1年でも早くローンを完済することが、老後の生活設計に不安を残さない方法だと思われます。

 回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん

(2006/11/06)

 
 
 
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