【相談】大学卒業後、5年ほど小さな商社に勤務しましたが、体調を崩して退職しました。退職後は貯蓄を取り崩したり、失業給付を生活費に充てたりし、数カ月前からアルバイトで暮らしています。正社員希望ですが、なかなか採用されず、国民年金保険料も未払いのまま。親は年金暮らしなので、頼れません。将来は不安だらけです。最近は、結婚するしか生活を安定させる方法はないように思えてしまいます。
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【回答】正社員の仕事が見つからず、心もとない貯蓄まで少しずつ減っていく−。中村さんのお金の不安を、すぐに解決してあげられる特効薬は見つかりません。
ですが、生活を安定させる目的での結婚も、個人的にはおすすめしづらいです。今は行動範囲も狭くなっているはずなので、「生活の安定」に気持ちが先走ると、好きな人との家庭を築くという、結婚本来の目的が後回しになってしまうように思えるからです。
結婚を望まれる中村さんへのアドバイスとしては不適切かもしれませんが、万が一、中村さんが結婚せず高齢期を迎えたと仮定します。
家賃を除いた基本生活費が6万円程度に抑えられている中村さんは将来、年金暮らしになったときにも、大きな赤字を出さずに済むと考えられます。
現在の生活に余裕がないため、先々のことは考えにくいでしょうが、基本生活費の少ない中村さんは「年金時代に赤字が出にくい=老後の生活不安を小さくできる」生活をしていることになります。
生活にゆとりがないのはつらいでしょうが、長い目で見ればデメリットばかりではないことも知っておきましょう。
とはいっても、中村さんの場合、正社員ではなく、派遣社員や契約社員なども許容する気持ちで、17万〜18万円程度の手取り月収が得られる仕事を探したいもの。17万〜18万円くらいの月収を得た上で、生活費をあまりアップさせなければ、月々3万〜4万円くらいの貯蓄ができるはず。社会保険にも入れれば、国民年金の未払い問題も解決します。体調を崩して仕事を休んでも、休業補償が得られます。
安定した収入を得られるようになり、自分のためにお金を使えるようになると、出会いの場も広がるでしょう。採用が決まらないと、自分の能力に自信が持てなくなりがちですが、今は新卒以外はまだまだ就職難。不採用になるのは当たり前くらいの、開き直りに近い気持ちを持つことも大切でしょう。
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回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん
(2007/01/29)