【相談】結婚したら保険に入るつもりでしたが、独身のまま30代半ばを迎えてしまいました。そのため保険には今も入っていません。この先、結婚するかどうか分かりませんが、医療保険には入りたいと考えています。私のようなライフスタイルの女性は、どのようなポイントで医療保険を選んだらよいのでしょうか。
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【回答】民間の医療保険への加入については、最近は70代の方からもご相談を受ける機会が増えるなど、ニーズの高まりを感じます。
ですが、医療保険は数ある保険の中でも、支払った保険料のモトを取りにくい保険だと理解しておきたいもの。月々の負担は数千円でも、保険料総額を取り戻せるほど入院や手術をする方は多くないからです。
とはいっても、長生きする可能性の高い女性の場合、高齢期に医療費で貯蓄が減ることに不安を感じる方も多いので、医療費用の一部は民間医療保険でカバーできるようにしておくと安心でしょう。
そこで、医療費の自己負担を民間医療保険だけでカバーしようとするのではなく、医療費に備えた貯蓄とのバランスを考えることをお勧めします。具体的な商品をイメージしながら、野口さんの加入プランを考えてみましょう。
野口さんにお勧めしたいのは、60歳で保険料の支払いを終えられる終身タイプの医療保険。医療保障は一生涯続くものの、老後の保険料負担はなくてすむタイプです。ある会社の医療保険で試算すると、入院給付金日額5000円のシンプルなプランの場合、ひと月の保険料は3605円になります。
同じ保障内容で、一生涯保険料を支払う終身払いもあります。この場合、ひと月の保険料は1480円安い、2125円。しかし、高齢期も保険料を支払い続けるよりは、月々の負担は高くても60歳で保険料が終わるプランの方がよいでしょう。
また、この医療保険にはがん、急性心筋梗塞(こうそく)、脳卒中で所定の状態になった場合に、それ以降の保険料が免除される保障を、ひと月260円の上乗せ保険料で付けることができます。60歳まで、総額7万8000円ほど多い保険料を払えば、保険料免除の保障も一生涯、得られます。保険料免除の保障はつけたほうが安心できそうです。
さて、仮に野口さんが1日1万円の入院保障を望む場合、保険料は2倍の7210円になります。家計的には許容範囲ですが、1日1万円プランを選ぶと、保険料の払い込み総額は約216万円になります。
最初に述べた通り、医療保険はモトが取りにくい保険です。入院給付金は1日5000円で我慢し、代わりに節約できた保険料と同程度の金額を医療費用として積み立てて、60歳までに100万円を超える医療費用の貯蓄をするのが、合理的でしょう。
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回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん
(2007/02/26)