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息子独立後の生活が心配


 【相談】

 同居の息子から月15万円の生活費を入れてもらっています。今年から年金を受け、ほかに終身の個人年金45万円があります。固定資産税や自動車税などは、年金や生活準備金などでまかない、貯蓄は2000万円ほど。70歳になったら、500万円の養老保険も満期になります。この貯蓄額で破綻(はたん)せずに老後を暮らせますか。

 【回答】

 これまで、息子さんが家に入れるお金でやりくりされていた三上さん。年金の受給が始まり、日々の生活費の心配はなさそうです。

 気にかかるのは、息子さんが結婚されて別家計になった場合。ご自分の年金と個人年金だけでは、ひと月4万〜5万円の赤字が出てしまいそう。収支が赤字に転落しても、貯蓄が底をつく心配は少ないですが、貯蓄が減るペースが速くなるのは不安でしょう。

 家計費はかなり抑えられているので、節約は難しいですが、見直したいのは貯蓄の方法。2000万円ある貯蓄のほとんどを、現在は利率0.3〜0.4%程度の定期性預貯金に預けているからです。

 たとえば、7月に発行された個人向け国債(5年満期)が1.5%の利率をつけたように、安全な金融商品の中にも利率が1%を超える商品が増えているので、今の預け方ではもったいないと思います。

 仮に2000万円を、利率が1%の定期預金に預けたとすると、1年間の受け取り利息は18万円になります。18万円あれば、固定資産税や自動車税、自動車保険の保険料などが利息分でまかなえる計算です。

 年単位で支払っている税金や保険料の負担が、利息を増やすことで軽くなるわけですから、やりくり面でも、気持ちの上でも楽になるはずです。

 老後のために検討しておきたいのは、介護などが必要になった場合の住み替え。要介護状態になった場合、介護専用型の有料老人ホームなら、数百万円の入所一時金で入所することも可能。現在の貯蓄額でも、入所先を選べます。

 ただし、毎月かかる食費や管理費などは足りない可能性が高いので、自宅を賃貸に出したり、金融商品型のリバースモーゲージ(土地を担保にお金を借りる仕組み)を利用して、お金を捻出(ねんしゅつ)することも検討されてはいかがでしょうか。

 一部の銀行で扱っているリバースモーゲージなら、自宅を人に貸して、家賃を得ることも可能。捻出したお金を月々のランニングコストに充てれば、介護が必要になった場合のホームへの住み替えも実現できるのではないでしょうか。

(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)

(2007/08/06)

 

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