【相談】
あと数年で年金生活です。仕事が減り、主人は今の収入が精いっぱいです。家計は毎月10万円以上の赤字で、これからどうやりくりしたらよいか、悩んでいます。主人の生命保険は、数カ月後に更新で、その後の保険料は月5万円になるようです。どのように見直したら、いいでしょうか。
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【回答】
今回のご相談者の家計の状況は、相当深刻。早急に減らすべきは食費です。ご主人の収入の85%を食費が占めていては、家計が赤字になるのも当然。食費ダウンのために買い物は週に2回まで、1回につき5000円までといった、買い物ルールをもうけましょう。
肉や魚などはできるだけまとめ買いをして、いためる、煮るなどの下処理を施した上で、1回分ずつに小分けをして冷凍を。野菜は最近高いので白菜やキャベツ、ジャガイモのように、使い回しができる素材を中心に購入し、冷凍した肉や魚と組み合わせた献立を考えるのがお薦め。
買ったものを下処理するのは面倒ですが、慣れてくれば、お弁当の分を入れても、ひと月4万〜5万円程度でまかなえるようになるはずです。食費がダウンすれば、2人分の年金だけでも、光熱費や電話代、日用雑貨費なども払えるのではないでしょうか。
年金生活でのご主人のおこづかいは、ひと月1万円程度が限界でしょう。家計の実態を正直に話して、理解を求めてください。なお、ご夫婦とも国民年金だけの収入になれば、所得税も住民税もかなり減ります。そうなれば、国民健康保険料も、お二人分の負担額が月に数千円で収まると思われます。
生命保険料の負担で赤字を増やすのは問題です。終身保険などの保障は、「払済保険」といって、今まで支払ってきた保険料を使って、保険金額の小さな保険に変更してはいかがでしょう。保険金額は減りますが、保険料は払わないままで、保障を継続できます。
なお、ご夫婦とも健康状態に問題がなければ、終身医療保険に入る考え方もあります。保険料の安い医療保険なら、ご主人も奥様も4000円程度の負担で、1日5000円の入院保障を確保できます。現在、4万8000円を支払っている保険料が8000円程度になり、保険料負担がアップする不安もありません。
息子さんからの生活費と合わせて、赤字が出ないやりくりを目指せば、老後の生活不安はかなり減らせるはず。貯蓄が底を突く不安に直面しないためにも、食費の見直しから早急に実行してください。
(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)
(2007/08/20)