【相談】
30代に入り、そろそろ家の購入を考えています。35年ローンで、2500万〜2600万円を予定しています。勤務先にはボーナスがなく、車のローンもある中で、マイホームの購入は無謀でしょうか。親からの資金援助はある程度、期待できると思うのですが…。
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【回答】
最近、利用者の多い住宅ローンは、大きく分けて2種類あります。当初の金利は高めなものの、返済の全期間にわたり金利が変わらない「固定金利型」と、当初の金利は低いものの、途中で金利が見直される「固定金利期間選択型」です。
藤本さんのように、家計に余裕がない中でマイホーム購入を検討される方は、借り入れ時に返済額が決まる全期間固定金利型の住宅ローンを選ぶと安心です。将来、金利が上がっても、返済額は変わらないからです。
全期間固定金利型ローンの代表的な存在は、住宅金融支援機構が金融機関経由で扱っている「フラット35」。「フラット35」の金利は毎月見直されていて、9月の平均金利は3・002%(取扱全機関の平均)。適用金利としては、悪くない水準でしょう。
ただし、藤本さんがフラット35を利用する場合、自動車ローンが問題になります。住宅ローンの返済能力を審査するときは、他のローンと合わせて、総合的に判断されるからです。
藤本さんの返済能力は、月に8万〜9万円と思われますが、自動車ローン分を差し引くと、住宅ローンに充てられるのは4万円程度。しかし、住宅ローン返済額を月に4万円として、借り入れ可能額を試算すると、35年の最長返済でも1000万円くらいにしかなりません。貯蓄が300万円の藤本さんが、希望額のマイホームを手に入れるのは難しそうです。
そこで、ご両親から資金援助が得られるなら、その分を自動車ローン返済に充ててはいかがでしょうか。自動車ローンを完済すれば、2100万〜2300万円の借り入れが可能になり、マイホーム購入に現実味が出てきます。
気を付けたいのは、ご両親からの資金援助が贈与税の対象になる可能性があること。1年間に110万円を超える金額には原則、贈与税が課せられます。そこで、今年中に110万円までの贈与を受け、来年の早い時期に再度110万円までの贈与を受けてはどうでしょうか。
2年に分ければ、税金を課されずに220万円まで受け取れ、自動車ローンも完済できるはず。やりくりも楽になって、住宅ローンもスムーズに返済できるのではないでしょうか。
(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)
(2007/09/24)