

【相談】
自営業を昨年、廃業。今はシルバー人材センターの仕事で年間66万円ほど稼いでいます。持ち家なので家賃は不要ですが、月に7万円ほど貯蓄を取り崩しています。妻は無年金なので、私が仕事を辞めたら、ますます赤字になります。貯蓄額は1300万円で、この10年で底をつくと心配です。何とか夫婦が暮らしていく方法はありませんか。
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【回答】
シルバー人材センターの仕事をされている今も、貯蓄を取り崩している佐藤家。この先、20年以上の人生が残されていることを考えると、今の生活では貯蓄が底をつく可能性も十分にあるでしょう。とはいえ、家計はかなり切り詰められているので、節約で乗り切るアドバイスは意味がなさそうです。
佐藤さんのようなケースでは、貯蓄が底をつきかけるまで、節約で乗り切ろうとする方が多いのですが、貯蓄が減ってからでは対応策も限られてしまいます。ある程度の貯蓄があるうちに、生活設計を立て直すべきでしょう。
そこで検討してもらいたいのは、東京スター銀行が扱っている「新型リバースモーゲージ充実人生(以下、充実人生)」。
リバースモーゲージは、自宅を担保にお金を借りるシステム。「充実人生」は、土地付き一戸建てが融資の対象です。利用できるエリアは限られていますが、佐藤さんの住む大阪府は対象エリアです。
「充実人生」は、仕組みに特徴があります。融資を受けても、同銀行に普通預金や外貨普通預金をすれば、預金分はローンの利息がかからないのです。
たとえば、佐藤さんが「充実人生」で500万円の融資を受けても、500万円を東京スター銀行に預ければ、ローンの利息は実質ゼロになります。
ローンの利息は実質ゼロになっても、事務手数料をはじめとする諸経費はかかりますし、預金した分に利息も得られません。しかし、「充実人生」で500万円を調達することで、佐藤家が使えるお金は1800万円に増やせます。
融資限度額は、土地の担保評価額の9割(賃貸に出す場合は8割)まで。ただし、年金などの収入によって、融資限度額は変動します。借りたお金は、亡くなった後に家を売却して返済すればOKです。
この方法なら、融資を受けながら、自宅を貸し出すこともできます。自宅の賃貸料より安い賃貸住宅に住み替えて、家賃の差額分を生活費に充てる選択肢もあるわけです。
注意点は、「充実人生」を利用することで、お子さんに家を残せなくなる点。お子さんの理解が必要でしょう。
(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)
(2007/10/01)