

【相談】
20代で離婚して以来、1人暮らし。子供はいません。長く勤めてきたので、老後資金はたまりましたが、介護が必要になったときが不安です。30代で終身保険と医療保険に入りましたが、どちらにも介護保障はありません。持病がない今のうちに介護保障がほしいのですが、どのような保険に加入したらいいでしょうか。
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【回答】
田崎さんの家計は節約しなくても、自然に貯蓄が残る感じです。退職まで今のペースで貯めれば、退職金と合わせて4000万円台半ばくらいになりそう。ローンの終わった住まいもあるので、高齢期にも、あまりお金の心配はなさそうです。
民間の介護保険が必要なのは、高齢期の貯蓄に余裕がない人という前提を踏まえれば、田崎さんが介護保険に加入する必要性は高くありません。ですが、独身の方にとって、介護状態になるかもしれない不安は、貯蓄だけでは解消しづらいのも事実でしょう。
保険で介護保障を得るには、(1)加入している終身保険に介護特約をつける(2)終身保険を、保険料の払い込み終了後に介護保障に変更する(3)好きな保険会社の介護保険に加入する−の3つが考えられます。
健康状態に問題のない田崎さんは、いずれも選択が可能。負担が一番、少ないのは(2)。変更時までにたまった保険料の積み立て部分を利用するので、新たな保険料負担がないからです。保障の全部ではなく、一部を介護保障に移行できる会社もあります。
死亡保障をそのまま残したいなら、(1)になりますが、田崎さんの年齢だと、保険料負担が重くなります。保険会社に介護特約の保険料を聞き、(2)の方法で得られる介護保障を調べて、比較検討をしてみてください。
単独の介護保険に加入したければ、アメリカンファミリー生命の「一生やさしい介護保険介護MASTER」がおすすめ。保障内容はコンパクトですが、保険料が安いからです。田崎さんの年齢だと、月の保険料は4848円。保険会社が決めた「要介護状態」の時点で介護一時金5万円と、介護状態が続く限り、月2万円の介護年金が受け取れます。年金を受けている間は保険料負担が免除されます。
独身の田崎さんの場合、この介護年金を成年後見制度の費用に充てる考え方もあります。介護年金の請求手続きも後見人に託し、そのお金で財産管理をしてもらえば、動けなくなったときの不安を、少しは軽減できるのではないでしょうか。
(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)
(2007/12/17)