
【相談】
高校3年生を筆頭に、3人の子供がいます。子供は全員、大学進学を希望しています。しかし、主人が2年ほど前に転職し、収入が半分近くにダウン。子供たちの教育費などでここ数年、家計は完全な赤字で、ボーナスも赤字補填(ほてん)でなくなります。わが家の家計で3人とも大学まで行かせられるでしょうか。
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【回答】
大学に進学させるか、高卒で働いてもらうかは、お金の問題だけで決められない側面もあります。しかし、お子さん全員が進学を希望されているなら、「行かせられないかも」と不安がっていても仕方がありません。悩んでいる時間は、教育費を工面する時間に変えましょう。
橋本家は、3人のお子さんとも18歳時に300万円の満期保険金が準備できているため、進学は可能だと思われます。ただし、これでまかなえるのは、大学の学費の半分程度。理系の場合、文系に進学するより費用がかかるので、半分に満たない可能性があります。
そのため、お子さんが進学する際は、奨学金を申請し、満期保険金が尽きるまで、奨学金に手を付けず、ためることをおすすめします。
定期的に受ける奨学金を、家計費とは別の、あまり使わない口座などに振り込むと確実にためられます。
奨学金が月5万円だとして、2年間ためれば120万円。4年間なら240万円。300万円の満期保険金と合わせると、540万円が準備できる計算です。
足りない分は、家計や貯蓄から捻出(ねんしゅつ)することになりますが、奨学金をためておけば、上のお子さんの学費で貯蓄を減らし、下のお子さんたちの進学に悪影響が出る心配も少なくなるでしょう。
ただ、日本学生支援機構などの奨学金制度は、年々利用希望者が増えていることから、無利子の奨学金を借りるのは難しいかもしれません。収入のかなり低いご家庭と、競うことになるからです。
いずれにしても、現在通学中の高校を通して、奨学金の予約採用の申し込みができます。進学する大学が決まらなくても予約申し込みをして、無利子の奨学金が借りられそうか、確認されてはいかがでしょうか。
進学先が決まったら、大学独自の奨学金制度にも申し込まれては。こうしたものの中には、返還不要の奨学金も多いので、“ダメもと”で毎年、申し込み続けることもおすすめします。大学によっては、入学時の費用を無利子で貸してくれるところもあります。受験先の奨学金情報は、大学のホームページなどで調べてみてください。
(回答 ファイナンシャルプランナー 畠中雅子さん)
(2008/01/14)