産経新聞社

ゆうゆうLife

実家から援助受けても赤字



 【相談】

 実家から月に8万円、援助してもらっています。「貯蓄するように」といわれていますが、生活費で消えてしまいます。それでも赤字が出る月は、私が独身時代にためた貯蓄で補填(ほてん)しています。今のままではいけないと思っているのですが、どこをどう見直すべきでしょうか。

 【回答】

 前田家のお悩みのポイントは、ご主人の収入内でやりくりが難しいこと。奥様がご実家から受け取るお金はすでに、日々の生活に欠かせない収入になっています。

 ですが、少し見方を変えれば、収入内でやりくりする意思は、ご夫婦ともあまり強くないようです。ご主人の収入に対する支出割合が多めの費目がいくつもあるからです。

 もちろん今の援助が永遠に続く保証があれば、問題は大きくないかもしれません。しかし、ご両親からの資金援助が難しくなることも考えられます。教育費負担が増え、今より家計が厳しくなれば、貯蓄が減るスピードは速まります。援助を入れてもなお、貯蓄を取り崩す現状を考えると、時間の経過とともに、やりくりの課題は増えそうです。

 月々の資金援助のほか生前贈与もできるご家庭で育った奥様にとって、節約を強いられるのはつらいかもしれません。でも、ご両親とは別家計ですから、家計費を抑える努力は必要でしょう。

 見直しの最初の目標は、貯蓄を切り崩さずに暮らすことです。具体的には、給料の15%を占めるご主人のおこづかいは1万円くらいの減額をお願いしたいもの。食費は4万円程度、被服費は1万円程度に、週末の家族の出費は1万5000円程度までが適正額といえます。

 ご主人の実家が負担している携帯電話代は、自分たちで払われるべきでは。月に5000〜6000円程度に収まるよう、ご主人に携帯電話の使い方を見直してもらいましょう。

 一方、保険料の2000円は少なすぎます。貯蓄が多いとはいえ、お子さんが小さいので2000万円くらいの死亡保障は必要。通販タイプの定期保険(10年満期)なら、2000万円の死亡保障を確保しても、月の保険料は3300円程度。貯蓄が減っているご家庭はリスクが高いので、ご主人に万が一のことがあったときに困らない程度の死亡保障は必ず確保してください。

(2008/02/04)