

【相談】
1年前にマンションを購入しました。住宅ローンには保険が付いており、主人に万一のことがあっても家が残ると聞いたので、自分たちで入っていた保険を解約しました。保険料の負担がなくなり、家計的には助かっていますが、これでいいのでしょうか。
【回答】
今回は最初に結論を述べます。今の瀬田家にとって、住宅ローン用の団体信用生命保険にしか入っていないのは、リスクが高いと思われます。なるべく早く、掛け捨ての死亡保障を確保すべきでしょう。
瀬田家のリスクとしては、「小さなお子さんがいる」「奥さまが専業主婦で収入がない」「貯蓄が少ない」ことなどが挙げられます。
ご主人に万一のことがあれば、持ち家はローンなしで残りますし、遺族年金が受け取れ、奥さまも働かれると思います。しかし、そういう状況を踏まえても、ご主人が亡くなってしまったら、その悲しみも癒えないうちから、やりくりに悩む日々が始まりそうです。
そこで瀬田家には、3000万円程度の死亡保障を確保されることをおすすめします。具体的には、10年満期と20年満期の定期保険に、1500万円ずつに分けて入られてはいかがでしょうか。分けて加入すれば、お子さんが高校生になる10年後に、死亡保障を自動的に減額できます。
3000万円の死亡保障に対する保険料は、ひと月約7000円。10年満期の保障が終わった後は、ひと月約4000円の負担で済みます。
3000万円の死亡保障があれば、ご主人に万一のことが起きても、しばらくは奥さまが働かないでお子さんに寄り添ってあげられます。お子さんの進学コース選びも、金銭面であきらめるという事態を避けられるはずです。
また、できれば奥さまも、500万円程度の死亡保障を確保されてはいかがでしょうか。お子さんが成人するまでの15年間、500万円の死亡保障を確保すると、保険料は年間で1万円ちょっと。
奥さまが仮に、闘病の末に亡くなった場合、貯蓄が底を突いている可能性があります。残された家族のためにも、500万円程度は死亡保障を残されるのが安心だと思います。
保険料の捻出(ねんしゅつ)方法ですが、ご主人分はボーナスで支払うか、貯蓄を減らして保険料に回しましょう。
あと1年たてば、お子さんは小学校入学。幼稚園の月謝がなくなるので2万円程度を積み立てに回し、貯蓄を復活させるのが現実的でしょう。奥さま分の保険料は、ボーナスから捻出するのが適当だと思います。(ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さん)
(2008/02/18)