産経新聞社

ゆうゆうLife

月収半減、妊娠中、どうすれば?



 【相談】 

 結婚9年目。当初は夫の実家に同居でしたが、いろいろあって独立。マンションを買ってもらったのと引き換えに、月収は30万円から15万円に減りました。現在妊娠中で、2人目が生まれればお金がもっと必要なのに、夫は実家にこづかいをもらいに行くような人。家事や育児、やりくりには協力してくれず、何度も離婚を考えました。この欄を読むたびに、他人の家計をうらやましく思うばかりです。

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 【回答】

 お手紙からは、ご主人が家事、育児に協力されず、おつらい様子が伝わってきます。妊娠中は、ご自身の体調管理だけでも不安なのに、減ってしまった収入の中でよくやっていらっしゃると思います。

 ご相談のポイントは、月収15万円では生活が厳しいこと。やりくりの厳しさから、ご主人との関係にも悪影響が出ているようです。ですが、家賃負担のないことを考えると、20万円台前半の手取り収入のご家庭と同レベルの生活を送っていらっしゃる計算になります。ボーナスがないため、やりくりが厳しく感じられると思いますが、他人の家計をうらやむほど、生活レベルは低くないと思います。

 万が一、離婚を実行されると、自分で稼ぐにしても、自治体の援助を受けるにしても、今より生活が厳しくなる可能性が高いでしょう。ご主人の悪いところばかりに目を向けると小言が多くなりますし、その小言を繰り返し聞くご主人が協力的になるのも難しいのではないでしょうか。

 追加のおこづかいを妻に要求せず、実家でもらっていることも、「ラッキー」ととらえてはいかがでしょうか。今以上のお小遣いをご主人に渡すのは、家計的に無理だからです。2人目の出産で増える子供費は、2歳までは月1万円受けられる児童手当内に収めるようにしましょう。

 今の高橋さんにとって、まずは無事に出産を終え、そのお子さんを保育園に預けられるようになったら、5万〜8万円程度の収入を得るのが、将来設計に確実な方法だと思われます。所得税は少ないはずなので、連動して決まる保育料も高くならず、保育料の高い0〜1歳で働き始めても、手元に残せる生活費の方が多くなるでしょう。

 働き始めたら、月2万円の積立貯蓄を始めることをおすすめします。継続した貯蓄ができるようになれば、やりくりのイライラ感も軽減できるのではないでしょうか。

 いずれにしても、今より生活費を抑えるのは無理な話。働けるようになるまでの我慢と割り切って、お金の問題にはしばらく目をつむりましょう。そして、心安らかに出産の日をお迎えください。(ファイナンシャルプランナー畠中雅子)

(2008/06/30)