
【相談】
家賃が高く、もともと赤字気味でしたが、出産後に収支が悪化。貯蓄ができなくなりました。1LDKから2DK以上に住み替えたいのですが、引っ越し代もたまりません。実家が近いので、一緒に買い物に行くなど親に甘えています。子供の学費も考えると、私が働くしかないでしょうか。それとも、引っ越しが優先でしょうか。
◇
【回答】
岩崎家の家計の問題は、「家賃」につきます。手取り月収の50%を超える住居費を払っていては、やりくりがキツイのは当たり前。家賃が高いから、貯蓄ができない。貯蓄が増えないから、引っ越し費用もたまらないという、悪循環に陥っているようです。
問題が家賃である点はハッキリしていますが、ご実家近くで住み替えても、家賃はそれほど下がらないはず。そこで選択肢を3つに整理してみます。1つ目はご実家から離れても、家賃ダウンを優先させる。2つ目は今の住まいに住み続けるため、働き始める。3つ目は住み替えて、奥さまも働くことです。
お金だけに焦点を当てれば、3つ目が一番お勧め。まとまった貯蓄ができるだけでなく、レジャー費などを捻出(ねんしゅつ)する余裕も生まれるでしょう。ただ、かわいい孫と離れるご両親のことや、ご両親の助けを借りずに働くことには、金銭面で割り切れない部分もあります。そのため、「どこに住むか」については、ご両親を含めた話し合いが望まれます。
住み替えで「安くて広い住まい」を実現する方法としては、公団のリニューアル住宅を検討されてはいかがでしょうか。リニューアル住宅は、昭和40年代の古い賃貸住宅を、今風にリフォームしたもの。新しいタイプの公団住宅に比べ、安い家賃でリフォーム済みの部屋に住めます。
今よりも郊外ですが、ご希望の2DKや2LDKを調べたところ、家賃5万〜9万円台のものが複数見つかりました。仮に、家賃が7万円台になれば、負担は4万円以上減り、奥さまが働かなくても、貯蓄のできる家計になるでしょう。公団住宅なら、入居時に3カ月分の敷金が要るだけで、礼金や更新料は不要。この点もボーナスのない岩崎家には朗報のはず。
ご両親の反対などで遠方への住み替えが難しければ、奥さまが働き始めるしかないでしょう。最近は出産後に職場復帰される女性が多いので、1歳よりも0歳の方が入りやすい保育園も増えています。岩崎さんはご両親の助けが得られそうなので、思い切ってお子さんが0歳のうちに働き始め、貯蓄のできる家計に改善するとよいでしょう。お子さんが小学生のうちに、高校や大学での費用をためるのが理想です。
(2008/07/07)