産経新聞社

ゆうゆうLife

貯蓄も底…公的制度は?


 【相談】

 夫は家業手伝いで、ボーナスや残業代はありません。家計は赤字気味で、実家から食料をもらったり、貯蓄を取り崩したりでしたが、とうとう貯蓄が底をつき、最近は祖父母から子供たちへのお小遣いにも手を付けている状態。保育園は満員で、預けて働くこともままなりません。何か公的に受けられる制度はないでしょうか。

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 【回答】

 児童手当を家計に入れてもなお、赤字が出ている島田家。ご夫婦とも、お小遣いを捻出(ねんしゅつ)する余裕もなく、ストレスのたまりそうなやりくりをされています。上のお子さんが小学校に上がるのと入れ替わりに、下のお子さんが幼稚園入園なので、月謝の負担もしばらくは続きそうです。

 下のお子さんが3歳になると、児童手当が2人分で1万円に減額されるのも心配。奥さまが収入を得る以外、家計を楽にする要素はなさそうです。赤ちゃんを抱えながら働くのは気が進まないかもしれませんが、時間が経過するほど金銭面で行き詰まると思われます。

 保育園入園が難しいとのことですが、認可保育園だけではなく、認可外保育園にもあたってみましたか。お住まいのエリアで認可外保育園を調べたところ、自転車で通えそうな場所に複数の認可外保育園がありました。認可外保育園では、認可保育園の入園許可が出ると、退園するお子さんもいますから、申し込みをしておけば、意外に早く入園できるかもしれません。

 認可保育園は、親が正社員で働いている子供の方が入園の優先順位が高いため、職を持っていない島田さんには不利。認可保育園に入れるためにも、まずは認可外保育園に入園させ、働いている状況にした方が、入園の可能性も高まると思われます。

 公的な制度ですが、島田家の収入なら、小学校と中学校で「就学児援助」が受けられる可能性があります。就学児援助とは、入学準備金がもらえたり、給食費や遠足代、林間学校代、修学旅行代などを補助してもらえる制度。学用品や医療費に補助が出るケースもあります。

 小学校の場合、入学説明会で就学児援助の説明があるはず。申請時点で所得制限内に収まっていれば、受けられます。これは、母子家庭などに限った援助ではなく、ご夫婦がそろっているご家庭でも、所得に応じて受けられます。

 島田家は現時点では所得制限内ですが、奥さまに収入が発生すると、受けられなくなる可能性もあります。働き始めて収入が把握できたら、所得制限内かどうか、確認することをお勧めします。(ファイナンシャルプランナー)

(2008/07/28)