産経新聞社

ゆうゆうLife

遅く授かった娘の教育費は?



 【相談】

 30代後半で娘を授かりました。娘名義の貯金はありますが、こども保険には入っていません。こども保険に入るべきか、それとも少額の医療保険くらいは入るべきか迷っています。家は2年前に建て直し、35年返済で住宅ローンを2600万円ほど借りました。貯蓄は400万円。今のうちに繰り上げ返済をした方がよいでしょうか。

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 【回答】

 お子さんが2歳の佐藤家では、ご主人が60歳以降も教育費負担が続きます。60代に引き続き働くとしても、収入は大幅ダウンするのが一般的。教育費は前倒しでためるのが安心です。お子さん名義の貯蓄を続け、こども保険にも加入されることをお勧めします。

 たとえば、ソニー生命の「学資保険」に、17歳満期と18歳満期に分けて加入したとします。満期保険金を、それぞれ100万円にすると、月の保険料は9910円になります。17歳時と20歳時に保険金を100万円ずつ受け取るプランもよいでしょう。保険料の支払いは20歳まで続きますが、月の負担は8510円に抑えられます。

 加えて、月に5000円のお子さん用貯蓄は、小学生からは月1万5000円に増額したいもの。そうすれば、小学校卒業時に100万円以上たまる計算です。中学以降、教育費が増え、お子さん専用の貯蓄が厳しくなっても、こども保険とあわせれば、大学時代の学費を300万円以上準備できます。

 ただ、ソニー生命の学資保険には医療特約を付加できません。医療費が気になるなら、都道府県民共済のこども型に加入されるのも一考。月の掛け金は1000円ですが、割戻金があるため、実質負担は700円弱。佐藤家の収入ですと、お住まいの地域では乳幼児医療費助成制度が適用されない可能性もあるので、共済で安心を得る考え方もあります。

 次は住宅ローンです。お子さんの習い事代などがかかっているとはいえ、家計には若干の余裕があり、貯蓄も増えているため、100万円程度の繰り上げ返済を実行されてはいかがでしょうか。100万円繰り上げ返済すると、1年10カ月ほど返済期間が短縮され、利息も約84万円カットできます。

 できれば同時に、ボーナス併用払いへの変更もお勧めします。月々の返済はほぼ同額のまま、ボーナス時に1回5万6000円を払えば、返済期間は4年ほど短縮でき、利息も約97万円カットできます。

 ご主人の年齢を考えますと、1年でも早く、ローン返済を終えるのが望ましいため、ぜひ検討してみてください。(ファイナンシャルプランナー)

(2008/11/03)