
【相談】
20代のころから海外取材を主に、複数の雑誌で仕事をしてきました。ところが最近、制作費カットで海外取材は現地スタッフが行うようになり、仕事が激減。収支は昨年平均ですが、収入10万円台という月も。実は付き合っているフリーライターのカレも、収入がジリジリ低下。生活費を抑えるために結婚しようかとも思いますが、結婚すれば生活は安定するでしょうか。
【回答】
私自身、フリーライターの経験があり、佐藤さんの気持ちは理解できます。最近は雑誌の休刊も相次ぎ、仕事先を失ったフリーライターや契約ライターが新たな仕事を求めて奔走している話も耳にします。
「生活を安定させるための結婚」とのことですが、安定を得るのが目的では、なかなか難しいと思います。お相手の方も同じ状況では、不安感が増すだけの可能性もあります。
佐藤さんの場合、結婚するか否かより前に、生活費を切り詰める必要がありそうです。それには、自分の意思で実行できる「ひとり身」の方が楽ですし、単身で頑張っていると、「生活が大変でしょう」と仕事を都合してくれる編集者もいるかもしれません。生活不安の解消を相手に求める前に、家計の見直しをお勧めします。
まず、手をつけたいのは、生活費の最低コストの把握。たとえば、現在の生活費では、食費の3万円はOKですが、水道光熱費と通信費は使い過ぎ。それぞれ月収の6〜7%に収めるのが理想です。急に下げるのは難しいので、とりあえずは1万円ずつの減額を目指しましょう。
また、交際費の5万円は家計を圧迫しています。交際費は月1万〜2万円程度に抑えたいもの。当面は、家賃を除いて17万〜18万円程度で生活するのを目標にしましょう。結婚後、引っ越し先を探す場合は、家賃はおふたりの月収の2割以内が安全です。
結婚が具体化しているなら、彼の生活費の最低コストも確認することをお勧めします。貯蓄額や借金歴なども、さりげなく聞いておきましょう。相手の方の財産状態を把握せずに結婚し、結婚後、借金返済に協力する羽目になるケースもあるからです。
結婚前に、お金について具体的に話すのは気が進まないかもしれません。しかし、少ない収入でも暮らせる習慣を身に付け、結婚後の暮らしの見通しを把握することは、不安感を軽減する確実な方法だと思います。(ファイナンシャルプランナー)
(2008/12/22)