

【相談】
昨年秋、結婚と同時に会社を退職し、現在はパートです。子供はもう少し落ち着いてからと考えています。夫婦とも実家暮らしだったため、やりくりに自信がありません。友達の結婚ラッシュで、毎月のようにご祝儀が出ていきます。家計簿をきちんとつけて貯蓄を増やしたいので、予算の立て方などをアドバイスしてください。
【回答】
新年初回は、新婚夫婦のご相談です。竹川家は結婚数カ月ということもあり、しばらくはDINKSの予定。そこでDINKS家計の基本をお話しします。
DINKSの場合、手取り月収の2割を貯蓄するのが理想。竹川家の収入では、毎月5万〜6万円程度の貯蓄ができれば、やりくりは合格といえるでしょう。
今は、交際費が家計を圧迫していますが、中身は結婚式のご祝儀というイレギュラーな出費なので、特別出費と考え、ボーナスや貯蓄から捻出(ねんしゅつ)しましょう。高額な交際費を月の家計に計上すると、収支が大きく変動するからです。
見直したいのは食費。食費は外食費と合わせ、手取り月収の15〜16%程度が目安。竹川家では5万円弱への減額を目指しましょう。以上の見直しで、月に5万円程度の貯蓄が可能になります。
次は奥さまが妊娠され、仕事を辞めたときの見直しを考えます。ご主人のみの収入になったら、食費は月に4万円程度、レジャー費と交際費は計1万円程度、おこづかいはご主人が2万円程度、奥さまが5000円程度に下げる必要があります。
一方、ご主人には最低3000万円の死亡保障が必要になりますので、保険料はアップします。家計費を見直し、お子さんを持った後は月2万円程度の貯蓄継続を、やりくりの目安にしてください。
妊娠・出産・育児については、少子化対策で支援制度が拡充しています。新年度からは、無料の妊婦健診が14回程度になる自治体が増えますし、出産日が10月以降なら、出産育児一時金も42万円程度にアップする予定。生まれた後も、3歳になる誕生月まで月1万円、3歳から小学校卒業までは5000円の児童手当も受け取れます。
問題は教育費。出産や育児に支援制度は拡充していますが、高校以降は公的援助が減り、やりくりに窮するご家庭が増えます。先々の生活を見渡すと、竹川家の「今」は、貯蓄を増やす最大のチャンス。新婚生活は、貯蓄を確保した残りで楽しむ習慣をつけることをお勧めします。(ファイナンシャルプランナー)
(2009/01/05)