産経新聞社

ゆうゆうLife

正社員になったが月収ダウン



 【相談】

 夫が派遣社員から正社員になることが決まり、ボーナスがもらえる代わりに月収は大きくダウンする予定。月収はダウン後のものです。子供が小さく、私は働けないため、どのようにやりくりをすれば、2人目を生んでもやっていけるでしょうか。保険料の支払額は多いのですが、主人の退職金代わりと考えているので、できればやめたくありません。

 【回答】

 支出で、ひときわ高さが目立つ保険料。中でも定期付き養老保険は、65歳のときに2000万円の満期保険金が受け取れ、ご主人が死亡した場合には4000万円の死亡保障が得られる設計になっており、ひと月4万5000円もの保険料を支払っています。

 まとまったお金を受け取りたい気持ちは理解できるものの、問題は65歳まで保険料を払い続けるのは困難ということ。減収後の赤字が膨らむと、1〜2年くらいで貯蓄が底を突くかもしれません。

 最優先すべきは、65歳で受け取る満期保険金ではなく、転職後の収入に合わせた暮らし。気は進まなくても、定期付き養老保険を解約し、ご主人の死亡保障は掛け捨ての定期保険で確保しましょう。

 一例として、ライフネット生命の「かぞくへの保険」はご主人の年齢から、死亡保障額3000万円で、保険期間10年ですと、保険料はひと月5179円です。10年くらいたてば、2人目を出産されても、奥様が働くのも可能なはず。とりあえず保険期間は10年を選択して、10年後に見直されるとよいでしょう。

 ひと月の保険料が約1万3000円のこども保険は、この先、貯蓄が増えにくい状況を考えますと、払い続けるための方法を検討したほうがよさそうです。そこで、ボーナスが出るようになったら、「月払い」から「半年払い」へ、支払い方法を変更されてはいかがでしょうか。

 家計管理を考える際、気をつけたいのは月ごとの家計で赤字を出さないこと。月々の赤字をボーナスで補填(ほてん)する家計ですと、年間の収支が見えにくくなります。横山家の場合、月収の減額に代わってボーナスがもらえそうなので、保険料の負担をボーナスに移すことで、月々の黒字を確保します。月払いと比べ、割引が受けられるのもメリットです。

 注意すべきは、支払い月を自由に設定できるわけではないこと。ボーナスが出たら保険料分を取り置き、計画的に支払うようにしてください。

 同様に火災保険も、月払いから半年払いに変更されては。生命保険よりもさらに高い割引率が期待できます。保障内容や保険料の支払い方を見直せば、毎月の家計から赤字が消えます。赤字を出さないやりくりを実現すれば、2人目を持つ自信も生まれるのではないでしょうか。(ファイナンシャルプランナー)

(2009/02/16)