産経新聞社

ゆうゆうLife

迷惑な隣人、住み替えるべきか


 【相談】

 主人が昨年亡くなり、築24年の一軒家でひとり暮らし。悩みは向かいに住む60歳前後の変わった男性。音にうるさく、生活音にさえ文句を言ってきます。近所には避難のため自宅を賃貸に出したのに、賃借人がすぐに退去して困っている家もあります。住み替えるべきか、否か、アドバイスをお願いします。

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 【回答】

 思わず怒りを覚えてしまうほど、迷惑な隣人ですね。マイホームがないと、老後の生活費がかさみますが、あっても、隣近所を選べないリスクがあると感じます。三浦さんは本当にお気の毒ですが、その男性が穏やかに変わる可能性がなさそうなら、住み替えを検討されたほうがよいでしょう。お住まいのエリアならば、住み替えも可能だと思います。

 選択肢の一つは、自宅を賃貸に出す方法ですが、近所の方と同じように、退去が繰り返される可能性もあると思われます。ストレスを減らすための住み替えなのに、ストレスから逃れられないかもしれません。ご自宅は売却し、売却したお金で中古マンションを手に入れるのが、予算的には無難です。

 物件を選ばれる際は、部屋が狭くても、築年数が浅く、100戸以上の戸数がある物件をおすすめします。三浦さんの年齢ですと、平均的な「余命」が32年くらいあるので、築年数にはこだわりたいもの。予算内で、できるかぎり築浅の物件を探しましょう。

 また、20戸とか30戸などの物件ですと、戸数の多い物件に比べて、管理費や修繕積立金の値上がり幅が大きくなる可能性があります。パート収入がなくなった後、管理費や修繕積立金が急激に上がったら、やりくりは大変。部屋が広いと、ランニングコストも比例して高くなるので、1DKや1LDKくらいが適当ではないでしょうか。

 今の住まいの売却代金から、売却と購入の仲介手数料や税金などを除いた金額を、新しい物件の購入予算と考えれば、貯蓄に手を付けずに、住み替えが可能です。現在の住居地で友人関係も築かれているはずですから、近所から物件探しをはじめられてはいかがでしょうか。

 今の生活は、ご自身の我慢の上に成り立たせている感じですが、物件探しをはじめると、迷惑な隣人と離れて暮らせる「希望」が見えてくるはず。この先の長い人生のため、日々のストレスを軽減できる住み替えに、勇気を持ってチャレンジされることをおすすめします。

 家計診断は、今回で最終回。今まで読んでくださり、本当にありがとうございました。(ファイナンシャルプランナー)

 =おわり

(2009/02/23)