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イギリスの演出・振付家、マシュー・ボーンが手がける
「シザーハンズ」こんどはダンスミュージカル
8月1日(火) 東京朝刊 by 生田誠
マシュー・ボーン ジョニー・デップ主演でヒットした映画「シザーハンズ」の舞台版が、上陸する。出演者は歌わず、音楽に合わせた踊りを披露するダンス・ミュージカルで、イギリスの演出・振付家、マシュー・ボーンが手がける。

両手がハサミの人造人間エドワードは、彼を作った博士とともに、人里離れた屋敷で暮らしていた。博士の死後、彼は街にでかけ、美しい娘キムに恋をする。しかし、鋭いハサミの手を持つエドワードは、キムを腕の中に抱いて踊ることはできなかった…。

「エドワードは善の人格をもち、みんなが心を寄せられるキャラクターだと思う。人間はそれぞれ他人と違うところがあり、それがハンディや差別にもつながる。象徴的なものが、エドワードの『手』だ」とボーン。外見に反して優しい心をもつエドワードは、キム一家に温かく迎えられるが、彼は普通の人間との違いに悩むことになる。

映画は1990年、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で公開され、大ヒットした。昨年11月、ロンドンで舞台版が初演され、今年は米国、韓国などをツアーで回っている。「バートン監督は(舞台化を)許可してくれたが、言葉を使わないので、(映画とは)相当違うものになっている」

出演はサム・アーチャー、リチャード・ウィンザー(ダブルキャスト)、エタ・マーフィットほか。音楽はテリー・デイビス。

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公演は16日から9月3日まで、東京・五反田のゆうぽうと簡易保険ホールで。
問い合わせはTEL03・3490・4949。