産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
韓国出身の新人歌手 ソンミン
「日本沈没」主題歌歌っているのはだれ?
8月4日(金) 大阪夕刊 by 田野陽子
公開中の大作「日本沈没」。映画のストーリーだけでなく、主題歌の歌声も話題を集めている。歌うのは、韓国出身の新人歌手、SunMin(ソンミン)だ。久保田利伸が書き下ろした主題歌「Keep Holding U」を、久保田とデュエット。話題の日本映画の主題歌に、国外から異例の大抜擢(ばってき)を受けた19歳は「聴いてくれる人に感動を与えたい」と抱負を語る。

韓国・大邱市出身で、4日に19歳になったばかり。小さいころから歌うことが大好きで、「いつも親戚(しんせき)や近所の人たちの前で歌っていた」少女は、中学生のとき、歌手になることを決意。自作のデモテープが日本の音楽関係者のもとに入り、突如、日本デビューの話が舞い込んできた。

大作「日本沈没」の主題歌を歌うSunMin(ソンミン)。どこまでも伸びる声と、歌唱力が売りの19歳だ
大作「日本沈没」の主題歌を歌うSunMin(ソンミン)。どこまでも伸びる声と、歌唱力が売りの19歳だ
「日本でデビューするなんて、最初は私も周囲の人も本当にびっくりしました。でも日本の音楽シーンは大きく、きっとやりがいがあると思い、自分で決断しました」。流暢(りゅうちょう)な日本語ではきはきと話す。東京で暮らすようになってまだ半年。日本語は韓国にいるときから勉強していたが、「文法はハングルと同じだから勉強しやすいけれど、やっぱり知れば知るほど難しい」そうだ。

デビュー曲となった「Keep Holding U」は久保田と、特別ユニット「SunMin ThanX Kubota」を結成して歌う。ソンミンも憧れていたという久保田とのデュエットも織り込まれたバラードは、壮大な雰囲気を醸し出す。

〈めぐり逢えた命は 時も越えて響きあう たとえ涙落としても…〉

どんなに現実が厳しくても、前を向く勇気を歌う。極限状態に立ち向かう人々の姿が描かれている映画「日本沈没」の主題歌として、クライマックスシーンを盛り上げていく。

深くてハスキーな声質で、R&Bがお気に入り。どこまでも伸びる声と、歌唱力が売り。「日本語で感情移入をしながらメロディーにのせることは難しかったけれど、久保田さんと歌えて幸せ」と話すソンミン。今秋にはソロシングルの予定もあり、ますます忙しくなりそうだが、「経験を積んで、聴いてくれる人に感動を与えられる歌手になりたい」と、自身も“前を向く勇気”をもって熱く語る。

産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです