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「ダイヤルバンク印」 印影の模様が64通りに変化
不正引き出し防止の印鑑 三菱鉛筆が受注販売
8月5日(土) 東京朝刊

通帳や印鑑の盗難による現金引き出し防止に、三菱鉛筆が印影の模様が64通りに変化する印鑑「ダイヤルバンク印」を開発し、受注を始めた。価格は2万1000円。

ステンレス製で、印鑑の側面に8けたの数字のダイヤルが2列並んでいる。この数字の組み合わせで印影が変化する。

自分で決めたダイヤル番号に合わせて印影を通帳に登録。登録後にダイヤルを変え、印影を変化させておけば、本人しか正式な印影が分からないので、不正な引き出しを防ぐことができる。

「預金者保護法でキャッシュカードの犯罪被害は補償されたが、預金通帳と印鑑の盗難は依然として自己責任。盗難されても簡単に引き出せない仕組みを作りたかった」と同社では説明している。

注文生産品で、受注後10日ほどで完成品ができあがる。同社では、防犯意識の高まりを受けて、初年度2億円の売り上げを目標にしている。

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