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S・キング、J・アーヴィングとJ・K・ローリングが朗読会
米2大作家が、「ハリー」結末に“アドバイス”
8月4日(金) USA TODAY
「主人公は1人で戦うもの」―。ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの著者J・K・ローリングさんが、ニューヨークで開かれたチャリティー朗読会に参加。シリーズ最終となる執筆中の第7巻について思わせぶりな発言をした。英作家ローリングさんの米国訪問は6年ぶり。

朗読会は1日、「ハリー、キャリー、ガープと過ごす夜」としてラジオ・シティー・ミュージック・ホールで開かれ、ローリングさんのほか、米国の2人の人気作家、「キャリー」で知られるスティーブン・キングさんと、「ガープの世界」で知られるジョン・アーヴィングさんが顔をそろえた。

ローリングさんは第7巻について「気に入ってくれる人もいれば、気に入らない人もいると思う。それでいい」とコメント。完成時期やタイトルには触れなかったが、「ある程度プレッシャーから解放された」進行状況にあると明かした。

ローリングさんは6月に英国のテレビに出演した際、主要登場人物の2人が死ぬと予告。ハリーではないかとの憶測が流れたが、この日は明言を避けた。結末は1990年のシリーズ開始当時の構想が軸になるが、人物の生死ではこれまでに若干変更があったという。

キングさん、アーヴィングさんとの共同会見では、記者が2人の米作家に「第7巻の結末にアドバイスを」と水を向けた。ローリングさんが「ハリーが死ぬというのはどう?」と口をはさむと、アーヴィングさんは「ハリーの幸運を祈るよ」と応じた。

キングさんは「僕はローリングさんを信じている。このシリーズは気に入っているし、(シャーロック・ホームズが墜落死した)ライヘンバッハの滝に飛び込むようなことにならなければいいが」と答えた。

朗読会は2日も開かれ、収益50万ドル(約5750万円)は、国境なき医師団などに寄付される予定。

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