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国際天文学連合
冥王星 降格? こんどは惑星8個で検討
8月23日(水) 産経Web
国際天文学連合(IAU)は22日、先に公表した太陽系惑星を12個にする原案を修正し、今度は従来の9個から冥王星を除いた8個に削減して採決する方向で最終調整に入った。

プラハで開会中の同連合総会に出席している天文学者から異論が続出。原案修正を余儀なくされたという。

総会最終日の24日、出席者の投票で採決し、決着は日本時間25日未明にずれ込む見通し。この修正案が否決された場合、太陽系の惑星を定義し直すこと自体が見送られることになる。

16日に公表された原案に対し強い異論が集まったのは、冥王星とその周辺にある小天体を「冥王星族惑星」と呼んで惑星に昇格させたことと、冥王星の衛星とされていたカロンも惑星と認定したことの2点。

このため修正案では、惑星を「十分な質量があってほとんど球形になり、その領域で特に大きいもので、恒星や衛星以外の天体」とあらためて定義。冥王星のほか、カロン、セレスなど原案でいったん惑星に昇格させた4天体は別の分類として名付けるとしている。

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