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「水色のワルツ」
作曲家、高木東六氏 死去
8月25日(金) 産経Web
「水色のワルツ」などで知られる作曲家の高木東六(たかぎ・とうろく)さんが25日午前0時時5分、肺炎のため埼玉県内の病院で死去した。102歳だった。自宅は非公表。通夜は27日午後7時、葬儀・告別式は28日正午、東京都千代田区神田駿河台4の1の3、日本ハリストス正教会ニコライ堂で。喪主は長男、律朗(りつろう)氏。

明治37年、鳥取県生まれ。東京音楽学校(現・東京芸大)に学ぶが、ドイツ音楽全盛のなかでフランス音楽に惹(ひ)かれて中退、フランスに渡り、パリで音楽を学ぶ。帰国して軍歌を依頼され作った「空の神兵」、戦後作った唯一の歌謡曲「水色のワルツ」は、同時代の作品とは一線を画した明るいメロディーで、二葉あき子さんの歌によって多くの人の心を和ませた。

作曲のジャンルは交響曲、オペラ、シャンソンなど幅広かったが、5つの音階しかない日本の演歌や民謡には批判的だった。テレビ番組「あなたのメロディー」(NHK)や「家族そろって歌合戦」(TBS系)の審査員としてもお茶の間に親しまれた。

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