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「ハリー・ポッター」シリーズに迫る売上げ
英の人気ファンタジー「レインボーフェアリー」上陸
8月30日(水) 東京朝刊 by 宝田茂樹
ファンタジーの本場イギリスで、あの「ハリー・ポッター」シリーズに迫る累計800万部(全7シリーズ49冊)の売り上げを達成しつつある新シリーズが日本に上陸した。ゴマブックスが刊行したデイジー・メドウズ著「レインボーマジック」シリーズ中の「レインボーフェアリー」シリーズ(田内志文訳、全7巻、各840円)だ。このほど(1)(2)(3)巻を同時発売、9月に(4)(5)巻、10月には(6)(7)巻が出そろう。

「レインボーフェアリー」シリーズ

妖精の国フェアリーランドから、呪いの力で人間の国に追放された7人の妖精たちを救おうと、なかよしの少女2人と妖精たちが力を合わせる冒険ファンタジーシリーズ。その1冊は、「ハリー・ポッター」シリーズの1冊に比べると、驚くほど薄い(約100ページ)。文章も読みやすい。6歳から10代前半の女子児童生徒を読者層に、日本でもブレークを予感させる。

このほどプロモーションを兼ねて来日した、イギリスの版元ワーキング・パートナーズ社のクリス・スノードン社長は、「子供たちにとって読書は、人生をより豊かにするための最良の手段。読みやすくておもしろい本書を世界中のひとりでも多くの子供たちが楽しんでくれて、小さなときから読書の習慣をつける扉が少しでも開けばとてもうれしい」と話す。

海外のファンタジーを国内に多数紹介している翻訳家で法政大学教授の金原瑞人氏は「読書の習慣をつけるには、親や大人が子供に寄り添って本を開くことが大切。このシリーズはかつての『クマのプーさん』にも匹敵する魅力に満ちている」と絶賛している。



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