産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
「BRAVIA」9種類を順次発売
ソニーの液晶テレビ ますます大型化
8月31日(木) 東京朝刊
ソニーは30日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の新製品9機種(32〜52型)を9月15日から順次発売すると発表した。うち7機種は40型以上の大画面テレビで、年末までに同社の薄型テレビのうち40型以上の構成比を50%に高める。薄型テレビ市場は年率20〜30%のペースで価格下落が続いているが、「大型化で1台あたりの単価を高め、全社の収益に貢献する」(井原勝美副社長)という。

ソニーが発表した新型液晶テレビ「ブラビア」=30日、東京・恵比寿ガーデンプレイス(撮影・瀧誠四郎)
ソニーが発表した新型液晶テレビ「ブラビア」=30日、東京・恵比寿ガーデンプレイス(撮影・瀧誠四郎)


新製品は、画像処理回路や液晶パネルの改良による品質向上で「豊かな色調を再現した」(ソニー)。大画面用液晶パネルは、韓国サムスン電子と合弁で立ち上げた「S−LCD」から調達する。

最上位モデルの「X2500」シリーズには、同社の液晶テレビで最大となる52型を投入。次世代DVDなどに適した高精細のフルハイビジョン対応で、本体の色も青や赤など6色をそろえた。

想定価格は「X2500」シリーズで45万〜80万円前後、標準モデルの「S2500」シリーズは23万〜45万円前後。米国を中心に販売しているリアプロジェクション(背面投射型)テレビも国内投入し、60型で60万円前後となる見込み。

ソニーは平成18年4〜6月期決算で最終損益が2期ぶりに黒字転換した。液晶テレビは「復活の象徴」と位置づけているだけに、価格下落に巻き込まれるのは避けたいところで、「将来的にはさらなる大型化を推進する」(幹部)としている。



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです