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今年から制定
師走に1年振り返る 「手帳の日」
  大阪夕刊
12月1日は「手帳の日」。「能率手帳」を販売する日本能率協会マネジメントセンター(東京都港区)が「手帳をめくって、この一年を振り返ってほしい」と今年から制定した記念日だ。最近では「時間管理は人生管理」と手帳の使い方が成功のカギともいわれる。師走を迎え今年も残りあと1カ月。一年を振り返ると同時に、新年を刻む一冊をじっくり選んでみてはいかが。

ビジネス手帳のイメージが一変。店頭には個性あふれる手帳が並ぶ=11月29日大阪市中央区・東急ハンズ心斎橋店
ビジネス手帳のイメージが一変。店頭には個性あふれる手帳が並ぶ=11月29日大阪市中央区・東急ハンズ心斎橋店


きょう記念日
手帳の日は、日本能率協会マネジメントセンターが日本記念日協会に申請し、今年新たに制定した。センター広報担当の矢野真弓さんは「最近は日記的に使っている方が多く、大判手帳が人気。買い替えするこの時期に一年を振り返り、新たな目標を立てる節目にしてもらえれば」と話す。

同社は制定を記念し、能率手帳のゴールド限定セットが当たるキャンペーンを開催。高級タイプの能率手帳と長期保存できる桐の化粧箱をプレゼントする。今後は書店などの売り場とも連動して「手帳の日」を盛り上げていきたいという。

起源は「諭吉」?
日本人が手帳を使い始めたのは江戸時代に福沢諭吉が幕府の使節団に同行し、パリで購入したのが最初といわれる。その後、明治12年に大蔵省印刷局がフランスの日記簿を参考にした「懐中日記」を発行。大正11年には、背広のポケットに入る小型の手帳が売り出され、当時の会社員のステータスになったという。

現在の能率手帳のもととなるビジネス手帳が誕生したのは昭和24年。日本初の時間目盛りが振られた手帳として、注目を集めた。

仕事の必需品
「手帳は備忘録的なものから、目標を設定する場に変わってきた」と話すのは東急ハンズ心斎橋店の藤原弘毅さん。「手帳活用術」を説く本も発売されるなど「手帳は仕事のサクセスツール」(藤原さん)という。

特に、女性の社会進出に伴い、ターゲットは若い女性。カラフルでかわいらしいビジネス手帳も次々登場しており、同店では、上司の予定を書く欄があるタイプや、自身の体重や体調周期を管理する手帳、ペットの散歩の日程を書き込めるものなどが人気という。

また、丸善なんばOCAT店では、最近の傾向としてビジネスとプライベートの2冊の手帳を持つ女性が増えているという。文具担当の桝田みゆきさんは「遊びと仕事を明確に分けるためで、どちらも集中し、全力投球する女性像がうかがえる」と話している。



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