産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
東京・原宿
カフェのだめ 大繁盛 最終回まで予約で満席
  東京朝刊 by 安藤明子
フジテレビ系「のだめカンタービレ」(月曜後9・0)の世界観を楽しんでもらおうと、東京・原宿に期間限定で開設した『cafe deのだめ』(以下、カフェのだめ)が大反響を呼んでいる。“のだめデー”の月曜日は12月25日の最終回まで予約で満席の盛況ぶり。熱烈ファンの後押しで平均視聴率も20%の大台にあと一息だ。

店内のVIPルームに再現した「伝説」ののだめ部屋

「原作漫画が1300万部(11月現在1500万部)も売れているドラマとの連動なのである程度反響は予想してましたが、ここまでとは思わなかった。新しい店を認知してもらうにふさわしいオープンイベントができたと思ってます」

こう話すのは、レストラン「TRIBECA」の胡谷秀和副店長。原宿に10月1日にオープンしたファッションビル『b6』の地下1階で開店した同店は当初から1日平均300件を超す予約・問い合わせが殺到した。人気を支えたのが、「カフェのだめ」だった。

話は放送前の9月中旬にさかのぼる。

「スポーツバーのようにみんなが集まってクラシックをテーマにした“のだめ”を楽しめるお店はないだろうか」。フジテレビの広報担当者が、10月開店予定の同店を見つけ出した。

条件は、月曜日をのだめデーとしてクラシックライブを行い、原作にあるのだめの“珍料理”などを店のメニューとする▽店内に「のだめ部屋」(主人公のゴミ箱同然の部屋)を再現する▽オンタイムで放送を見られるようにする−というわがまま放題(?)の内容。だが、意外にも「コミックのメニューまで商品提供するレストランは世界にも例がない」とレストラン側も乗り気となり、連動企画はスタート。

番組のホームページでカフェのだめを告知すると、放送初日の10月16日から客席(100席)は予約だけで満席。客層は8割が20代女性で、数人のグループが半数以上。親子連れもいる一方で若いカップルは皆無に近いが、プロが腕をふるう“のだめメニュー”は大好評とか。11月初旬には最終日までの予約は埋まったという。

午後8時にライブが始まると、静かに聴き入る雰囲気に。9時にドラマが始まると、今度は全員がスクリーンにくぎ付け。毎週来る人も少なくない。

視聴率もここ数回、19%台が続く好調さ。「あちこちで“のだめ”現象は起きている。その勢いで20%超えを」。担当者の願いは実現するか!?



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです